ハイコンテクストとローコンテクスト
昨日読み終わった本について、思ったことを書きます。
前に紹介した「モチベーション革命」の著者である尾原さんの本です。
この本で特に印象に残ったのは、ハイコンテクストとローコンテクストの比較についての話でした。
著者の尾原さんは、これからのインターネットはハイコンテクストなコミュニケーションを促進するツールになるだろうとおっしゃっています(私の解釈なので正確性は保証しません。気になる方は本を読んでみてください。)。
ローコンテクストなコミュニケーションとは、伝えたい必要最低限の情報を伝えるコミュニケーションのこと。例としてECサイトのAmazonが挙げられていました。
一方で、ハイコンテクストなコミュニケーションとは必要最低限の情報に加えて、その情報の背景や送り手の細かな感情も合わせて伝えるコミュニケーションのことで、例として楽天や日本の絵文字文化が挙げられていました。
確かに自分の周りを見ると、LINEのスタンプをたくさん持っていたり、知ってる人にしかわからない表現を使ってコミュニケーションをとっている人が多いような気がします。
これもインターネットによるハイコンテクストなコミュニケーションが促進された結果なのか、と思います。
ただ、私はハイコンテクストなコミュニケーションが苦手です。言葉の裏に隠された意味や相手の感情を読み取るのが苦手なのです。
だから、私はLINEのスタンプはほとんど持っていないし、楽天かAmazonを選べと言われたらAmazonを選びます。
インターネットによって、面と向かって話したり電話で話す以外のコミュニケーションができるようになって、言葉の意味以上のものを読み取るような面倒なことをしなくてよくなったと思っていたのに、実際はその逆の流れが存在したということを知って、ショックでした。
とはいえ、ローコンテクストなコミュニケーションの需要もあるはずです。だって私のような人間もいるのですから。
私は今後もローコンテクストコミュニケーションを支持しようと思います。